【平成レトロ】今も愛される喫茶店に残るポップでまっすぐな配色

平成レトロ

【平成レトロ】今も愛される喫茶店に残るポップでまっすぐな配色

「平成レトロなデザインを作りたいけど、配色がなんだかしっくりこない…」

そんなふうに感じたことはありませんか?

CANVAでデザインを楽しみたいけれど、色の組み合わせが単調になったり、
「これ平成っぽい…?」と迷ってしまう。

そんな方に向けて今回は、今も現役で営業している喫茶店のメニュー写真から、平成レトロを感じる配色をひも解いていきます。

写真から色を抽出し、2色配色 × 3パターンに整理して、Canvaでそのまま使える配色見本にまとめました。

この記事を読めば、わかりやすくて、どこか懐かしい平成レトロな配色の考え方が3分でつかめる構成になっています。

筆者プロフィール

レトロな風景が好きなWEBデザイナー。デザインの仕事をしながら、レトロな風景を求めて旅をしています。

目次

  • 平成レトロって?
  • 今も残る喫茶店のメニュー配色を分析
  • この配色を使ったデザイン
  • 平成レトロを感じる商品
  • まとめ

平成レトロって?

平成レトロってよく聞くけど、具体的にどんな色やデザインのことを指すのでしょうか??ここでは、レトロの中でも平成レトロなデザインに絞ってご紹介します。

「平成レトロ」とは

平成レトロとは、1990年代〜2000年代初頭にかけて見られた日本のデザインや空気感を指す言葉です。
この時代は、写真を使ったメニューや看板が増え、「おしゃれ」よりもわかりやすさ・親しみやすさが重視されていました。
ブルー・イエロー・ピンクなど、はっきりとした色をベースにした配色が多く、英字と日本語を組み合わせた表現も特徴のひとつ。
洗練されすぎていないけれど、見た瞬間に内容が伝わる。
そんな素直で実用的なデザインが、今見るとどこか懐かしく、新鮮に映ります。
近年では、平成初期カルチャーの再評価や「ちょっと懐かしい世界観」が注目され、デザインのヒントとしても再び取り入れられるようになりました。

平成レトロは、「古さ」ではなくまっすぐさ・親しみやすさが魅力のスタイルです。

平成レトロについて整理したところで、今回の記事では、現在も営業している喫茶店のメニュー写真をもとに、平成らしい配色を読み解いていきます。
写真から色を抽出し、2色配色 × 3パターンに分けて、今のデザインにも取り入れやすい形で紹介していきます。

現在も残るレトロ喫茶店のメニューの配色を分析

今回は現在も営業している、喫茶店の壁に貼られたメニューの配色を紹介します。
こちらのメニューに使用されている色を抽出して、当時のカラーコードを確認しました。

この喫茶店のメニュー配色は、あざやかな色同士を2色で組み合わせ、白文字で情報を際立たせた構成になっています。

ブルーやイエロー、ピンク、オレンジなど、一見すると少し強めに感じる色も、写真や白文字と組み合わさることで、不思議と親しみやすい印象に。

平成初期〜中期にかけては、おしゃれさよりも目に入った瞬間に伝わることが重視されていた時代。

ネオンのように発色の良い色や、原色に近いカラーが、喫茶店や食堂のメニュー、看板で
当たり前のように使われていました。

今回の配色も、そうした時代背景を感じさせる、まっすぐで、元気のある色使いが印象的です。

メニューから抽出した配色3パターン

写真から抽出した主なカラーコードは以下の2色×3パターン

① #de3b62 × #f3ab02

#de3b62(ピンクレッド)
赤にピンクを混ぜたような、発色の良いカラー。
平成初期の食堂や喫茶店のメニューで、
写真や文字を引き立てるアクセントカラーとして使われることが多かった色です。

#f3ab02(イエロー)
山吹色に近い、少し赤みを感じる明るいイエロー。
やさしく目に入りやすく、レトロな喫茶店の看板やメニュー、ポスターなどでよく使われていました。

② #068ed9 × #e9bd74

#068ed9(ブルー)
少しシアン寄りの、すっきりとした明るいブルー。
清潔感や爽やかさを伝えたいドリンクメニューや、
喫茶店のガラス面・看板まわりによく見られた色合いです。

#e9bd74(ベージュ)
黄みを含んだ、やわらかいベージュカラー。
強い色と組み合わせても主張しすぎず、
背景色として全体をまとめる役割を果たしていました。

③ #068ed9 × #e9bd74

#df4403(オレンジレッド)
朱色に近い、少し深みのあるオレンジ。
食欲を刺激する色として、
喫茶店や食堂のメニュー、見出し部分によく使われていた配色です。

#edd004(イエロー)
レモン色に近い、はっきりとした明るいイエロー。
ネオンのような発色で、
遠くからでも目に入りやすい配色として使われていました。

平成らしさを映す“はっきりした原色使い”

今回抽出した配色はいずれも、平成初期〜中期の喫茶店や食堂でよく見られた、発色の良い色同士を組み合わせた2色配色です。
ブルー・イエロー・オレンジ・ピンクといった、原色に近いカラーをベースにしながら、白文字を重ねることで、情報がひと目で伝わる構成になっています。
このような配色は、「おしゃれさ」よりもわかりやすさ・親しみやすさを大切にしていた平成らしいデザインの特徴。2色だけでも十分にポップで、写真や文字をしっかり引き立ててくれるため、レトロ配色やレトロポップな配色を探している方にも取り入れやすいトーンです。
Canvaなどでデザインを作る際も、色数を増やしすぎず、背景色+アクセント色+白文字、というシンプルな組み合わせで“それっぽさ”を出しやすいのが魅力。
こうした平成レトロ配色は、メニュー表やポスター、バナーはもちろん、ショップカードやSNS用画像、「ちょっと懐かしい」世界観を出したいブランドデザインにもおすすめです。
つまり、この配色は単なる色の組み合わせではなく、「見た瞬間に伝える」ことを重視した
平成という時代の価値観そのもの。
色を通して、当時の空気感や、肩の力が抜けた明るさを感じさせてくれる、とても印象的な配色だといえます。
平成レトロな喫茶店に見られるこの色使いは、懐かしさだけでなく、今のデザインに取り入れても新鮮に映るのがポイント。シンプルなのに印象に残る。そんな懐かしいのに今っぽい配色こそ、これからのデザインにも活かしやすいニュー・レトロな考え方のひとつです。
次の章では、これらのカラーコードを実際に使ってCanvaでバナーを制作したデザイン例をご紹介します。
「レトロ配色を使うとどんな世界観になるのか?」
配色だけでは見えなかった“レトロデザインの楽しさ”を、ぜひ実際のビジュアルで感じてください。

レトロ配色を使ったCanvaで作れるデザイン集

ここまで、
平成レトロらしい2色配色パターンを3つ紹介してきました。
色だけを見ても、どこか懐かしくてポップな印象はあるものの、「実際にデザインに落とし込むと、どんな雰囲気になるんだろう?」と感じた方も多いかもしれません。
そこで次は、今回紹介したカラーコードをもとに、Canvaで平成レトロなバナーを制作してみました。
発色の良いピンクやイエロー、ブルーとベージュの組み合わせなど、2色だけでも十分に存在感のある配色を使うことで、どんなトーンのデザインになるのか。
そして、平成レトロ配色を今のデザインに取り入れるコツとは?
当時の空気感を残しつつ、SNSやWebでも使いやすい「懐かしいのに今っぽい」ニュー・レトロデザインを、ここから具体的に見ていきましょう。

この平成レトロ配色は、少し工夫するだけで現代のデザインにも活用しやすいのが特徴です。
はっきりとした原色に近いカラーは、視認性が高く、ひと目で内容が伝わりやすいという強みがあります。
特に、ピンクやイエロー、オレンジなどの高彩度カラーは、どこかノスタルジックでありながら、元気で親しみやすい印象を与えてくれます。
そのため、バナーやSNS投稿、ショップカード、ちょっと目を引かせたいWebデザインなど、幅広いシーンで使いやすい配色です。

はちまるポップ × ビビッドな平成レトロ配色

こちらのバナー制作には、2色配色+白文字をベースにした、平成レトロらしいカラーリングを使用しました。
いずれも、平成初期〜中期の喫茶店メニューや広告でよく見られた、発色がよく、パッと目に入る配色です。

使用した色

#de3b62:ピンクレッド
赤にピンクを混ぜたような、発色の良いカラー。
背景に使うことで、一気にポップで親しみやすい印象になります。
平成のメニュー表やポスターでもよく使われていた色味です。

#f3ab02:イエロー
山吹色に近い、少しあたたかみのあるイエロー。
ピンクレッドと組み合わせることで、レトロ感と明るさを両立した配色になります。
文字色:ホワイト
背景色のコントラストを活かし、情報をわかりやすく伝えるため、文字色は白で統一しています。

この2色配色は、「平成レトロ配色」としても取り入れやすく、Canvaでも簡単に懐かしくてポップなデザインを再現できる組み合わせです。
色数を抑えているため、視認性が高く、バナーやSNS投稿、アイキャッチなどにも使いやすいのが特徴です。
この配色を見て「懐かしい」と感じるのは、プリクラになる前の「プリント倶楽部」の配色と近いから。平成初期のカルチャーを象徴する色使いです。

使用したフォント

はちまるポップ
丸みがあり、どこか力の抜けた雰囲気をもつフォント。
90年代〜2000年代初頭のチラシやプリントを思わせる字形で、平成レトロな配色との相性がとても良いフォントです。
やさしく、かわいらしい印象を残しながらも、甘くなりすぎないため、タイトルや見出しに使うと「平成っぽさ」が自然に伝わります。
この配色とフォントを組み合わせることで、当時の喫茶店メニューや広告のような、まっすぐで親しみやすい平成レトロな世界観を表現することができます。

ロゴたいぷゴシック × 落ち着いた平成レトロ配色

こちらのバナー制作には、
ブルーとベージュを組み合わせた2色配色+白文字を使用しました。

ビビッドすぎず、どこか落ち着きのあるこの配色は、
平成後期の喫茶店メニューや広告、
サービス案内のデザインなどでよく見られた色使いです。

ポップさは控えめですが、
視認性が高く、情報がすっと入ってくるのが特徴です。

使用した色

#068ed9:ブルー
ややシアン寄りの、すっきりとした明るいブルー。
清潔感や信頼感を与える色で、
ドリンクメニューやサービス案内など、
「安心感」を伝えたい場面で多く使われていました。

#e9bd74:ベージュ
黄みを含んだ、やわらかいベージュカラー。
ブルーの強さをほどよく和らげ、
全体に余白と落ち着きを与えてくれます。

文字色:ホワイト
背景色とのコントラストをはっきりさせるため、
文字色は白で統一。
情報を読みやすく、シンプルに伝える構成です。

この配色は、
「平成レトロ配色」の中でも
比較的大人っぽく、実用寄りなトーン。

Canvaでも扱いやすく、
バナーやアイキャッチ、
お知らせ画像などに落とし込みやすい配色です。

使用したフォント

ロゴたいぷゴシック

直線的で少し無骨な印象を持つゴシック体。
90年代後半〜2000年代初頭の広告や見出しで
よく使われていたフォントです。

かわいくなりすぎず、
でも冷たくなりすぎない。
そんなバランス感が、
落ち着いた平成レトロ配色とよく合います。

タイトルや見出しに使うことで、
「懐かしいけれど、今も使いやすい」
平成レトロな雰囲気を自然に演出できます。

この配色とフォントを組み合わせることで、
①とは違う切り口の、
静かで大人な平成レトロデザインを表現できます。

「かわいい」だけではない
平成レトロの一面を見せたいときに、
ぜひ取り入れてみたい組み合わせです。

スランプ × 平成サーフ系配色

こちらのバナー制作には、
原色に近いイエローとオレンジを組み合わせた
コントラストの強い2色配色+白文字を使用しました。
この配色は、
平成の中でも特に
ギャル文化やサーフ系ファッションを思わせる色使いが特徴です。
90年代後半〜2000年代初頭、
プリクラや雑誌、ショップロゴ、イベント告知などで
よく見られた、
「とにかく明るく、目立たせる」ための配色。
元気でポップなのに、
どこか懐かしさを感じるのは、
当時のカルチャーと強く結びついた色だからかもしれません。

使用した色

#edd004:イエロー
原色に近い、明るくエネルギッシュなイエロー。
背景に使うことで、
一瞬でテンションの高い印象を作り出します。

#df4403:オレンジ
赤みを含んだ、存在感のあるオレンジ。
イエローと組み合わせることで、
ギャル・サーフ系らしい
太陽や夏を連想させる配色になります。

文字色:ホワイト
強い色同士をつなぐ役割として、
文字色は白で統一。
視認性を保ちながら、
全体を軽やかにまとめています。

使用したフォント

スランプ

スランプは、
線が太く、丸みがあり、
文字の重心が下にあるのが特徴のフォントです。
少し腰を落としているような字形は、
見ていて安心感があり、
ポップな配色と組み合わせても
うるさくなりすぎません。
かわいいけれど、軽すぎない。
元気だけれど、雑にならない。
このバランス感こそが、
平成ギャル文化に通じる
「強さのあるかわいさ」を感じさせます。

この配色とフォントを組み合わせることで、
③では
平成のギャル・サーフ系カルチャーを感じる
エネルギッシュな平成レトロデザインを表現しています。
①②とは異なり、
ロゴやタイトル、
イベント告知など、
とにかく目を引きたい場面におすすめのパターンです。

3つの平成レトロデザインから見えてきたこと

3つの配色とフォントを使ったバナーを並べてみると、
同じ「平成レトロ配色」でも、
フォントやトーンの違いによって
印象が大きく変わることがわかります。
ビビッドな配色に
ゆるさのある「はちまるポップ」を組み合わせると、
プリント倶楽部やゲーセンを思わせる、
元気でポップな平成レトロデザインに。
一方、
落ち着いた2色配色に
「ロゴタイプゴシック」を合わせることで、
平成後期の喫茶店メニューや広告のような、
実用的で大人っぽい平成レトロ表現が生まれます。
そして、
原色に近い配色と
下重心で存在感のある「スランプ」を組み合わせると、
ギャル文化やサーフ系を感じさせる、
エネルギッシュで印象に残る平成デザインに。

つまり、
平成レトロデザインを作るときに大切なのは、
配色そのものだけでなく、
フォントとトーンの掛け合わせで
“どの平成を切り取るか”を意識すること。
同じ2色配色でも、
フォントの形や文字の重心、
色の強さを少し変えるだけで、
「ポップ」「落ち着き」「インパクト」といった
世界観を自在に表現できます。
今回の3つの例からわかるように、
平成レトロの魅力は
単なる懐かしさではなく、
当時の空気感やカルチャーを思い出させる
色と文字のバランスにあります。
どこか懐かしくて、
でも今見ても楽しい。
そんな平成レトロデザインは、
少し工夫するだけで、
今のSNSやWebデザインにも取り入れやすい
「ニュー・レトロ」な表現として活用できます。

暮らしの中に見る平成レトロ配色(実例3選)

ここまで紹介してきた3つの平成レトロデザインは、
単なる「懐かしさ」ではなく、
当時のカルチャーや空気感を配色と文字で再現したものでした。
けれど、
こうした平成レトロな配色や世界観は、
決してデザインの中だけに留まるものではありません。
実は、
今の暮らしの中にも
その面影はしっかりと残っています。
90年代後半〜2000年代初頭に親しまれた色使いやモチーフは、
本や文具、雑貨、キャラクターアイテムなどに形を変え、
「懐かしいのに今っぽい」ニュー・レトロとして
再び注目を集めています。
平成は、
ギャル文化やプリクラ、キャラクターブームなど、
「楽しい」「かわいい」「目立つ」が肯定されていた時代。
ビビッドな配色やポップなデザインは、
人の気持ちを一瞬で明るくするための
大切な表現手法でした。
ここからは、
そんな平成レトロ配色の魅力を感じられる
暮らしの中の実例を3つ紹介します。

① 平成レトロを“文化”として味わう一冊 『平成レトロの世界 山下メロ・コレクション』

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平成レトロを語るうえで欠かせない存在、
山下メロさんによるコレクションブック。
90年代〜2000年代に実際に使われていた
おもちゃ、雑貨、文具、キャラクターアイテムが、
豊富なビジュアルとともに紹介されています。
誌面に並ぶのは、
ピンク・イエロー・ブルーなどの
発色の良い平成レトロ配色の宝庫。
当時「当たり前」だった色やデザインが、
今見ると新鮮で、どこか愛おしい。
配色やフォントの資料としても読み応えがあり、
平成レトロの世界観を深く理解したい方に
ぜひ手に取ってほしい一冊です。

② Y2K×キャラクターが可愛い 平成レトロ キャラクター付箋(BETTY’S BLUE)

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90年代〜2000年代のガールズカルチャーを象徴する
BETTY’S BLUEの世界観を感じられる、
ブルーを基調にした配色に、
ポップでビビッドなアクセントカラー。
まさに、今回紹介した配色です。
小さなアイテムながら、
色の組み合わせやモチーフには
当時の空気感がぎゅっと詰まっています。
デスク周りに置くだけで、
気分が少し上がる。
そんな「平成っぽさ」を
さりげなく楽しめるアイテムです。

③ 平成Y2Kの“かわいい”が詰まった サンリオ Y2K シール&手帳アイテム

 

近年再注目されている「Y2K」トレンドをテーマに、
平成初期〜2000年代のデザインを再構築した
サンリオのキャラクターシリーズ。
ハローキティやマイメロディ、クロミ、ウサハナなど、
当時から親しまれてきたキャラクターたちが、
ビビッドでポップな配色とともに登場します。
ピンクやイエロー、パープルなどの
平成らしい強めのカラーリングは、
見るだけで当時の記憶がよみがえるよう。
手帳やノートに貼るだけで、
一瞬で「平成レトロかわいい」世界観を作れる、
今の暮らしにちょうどいいニュー・レトロアイテムです。

3つのアイテムから見える「平成レトロ配色」の本質

ここまで紹介した3つのアイテムには、
平成レトロ配色ならではの共通点があります。
それは、
発色の良い色を恐れずに使い、
感情に直接訴えかける配色設計であること。
ピンクやイエロー、ブルーなどのビビッドカラーは、
「楽しさ」「かわいさ」「元気」といった感情を
一瞬で呼び起こします。
平成のデザインは、
洗練よりも“気分が上がること”を大切にしていました。
だからこそ、
今見ても色が強く、記憶に残るのです。
つまり、
平成レトロ配色とは
単なる過去の再現ではなく、
「感情を動かすための色の使い方」。
当時の配色をヒントに、
今の暮らしやデザインに取り入れることで、
懐かしさと楽しさが共存する
ニュー・レトロな世界観を作ることができます。
過去のデザインをなぞるだけでなく、
目的や媒体に合わせて再構築する。
それこそが、
平成レトロ配色を“使いこなす”ということなのかもしれません。

まとめ 平成レトロ配色から学ぶ「色と記憶の力”

今回は、
平成レトロ配色をテーマに、
3つの配色とフォントを使ったデザインを通して、
“平成らしさ”がどこから生まれるのかを探ってきました。
この記事を通して見えてきたのは、
平成レトロ配色とは単なる懐古ではなく、
記憶や感情と強く結びついた色の使い方だということです。

この記事でわかったこと

・平成レトロ配色の本質は「ビビッドさと素直さ」
ピンク・イエロー・ブルーなど、
発色の良い色をストレートに使う配色は、
「楽しい」「かわいい」「元気」といった感情を
一瞬で呼び起こします。
平成のデザインは、
洗練よりも“気分が上がること”を大切にしていた時代。
その空気感が、
ビビッドで分かりやすい配色に表れています。

・色数が少なくても、トーンで印象は大きく変わる
今回紹介したように、
2色配色+白文字というシンプルな構成でも、
・ビビッドにすればポップに
・落ち着かせれば大人っぽく
・原色に寄せればインパクト重視に
と、
同じ平成レトロ配色でも表情は大きく変わります。
大切なのは色数ではなく、
どのトーンを選ぶかという視点です。

・フォントは「時代の温度感」を決める要素
はちまるポップ、ロゴタイプゴシック、スランプ。
同じ配色でも、
フォントが変わるだけで、
・ポップ
・実用的
・ギャル・サーフ系
と、
切り取る“平成のシーン”が変わります。
平成レトロを表現するうえで、
フォントは配色と同じくらい重要な要素です。

・平成レトロは「古い」ではなく「記憶に残る」
平成レトロ配色は、
過去をそのまま再現するためのものではありません。
プリクラ、キャラクター文具、雑誌、広告。
そうした体験と結びついた色だからこそ、
今見ても
「懐かしい」「楽しい」と感じられます。
つまり、
平成レトロ配色とは
人の記憶に触れるための色設計なのです。

この記事で得られる知見

・「平成レトロ=懐かしい色」ではなく、
「感情を動かす色」として捉えられるようになる
・配色とフォントの組み合わせで、
“どの平成を表現したいのか”を意識できる
・Canvaなどのツールでも、
配色のトーンと文字の雰囲気を整えることで、
誰でも平成レトロな世界観を再現できる

最後に

今回の記事では、
・平成レトロ配色は
90年代後半〜2000年代初頭のカルチャーと
強く結びついた色使いであること
・ビビッドな配色や白文字は、
当時の「楽しい」「かわいい」を象徴していること
・フォント次第で、
ポップにも、落ち着いた表現にも、
ギャルっぽい表現にも振れること
をお伝えしてきました。
平成レトロ配色は、
懐かしさを超えて
「あの頃の気分」を思い出させてくれる色。
デザインを作るときに、
「この色で、どんな記憶や感情を呼び起こしたいか」を
少しだけ意識してみる。
それこそが、
平成レトロ配色から学べる
一番大切なポイントなのかもしれません。

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